【ハンドルネーム】fuku
【タイトル】スキマーの自作アウトリガー
【コメント】
初めて投稿させていただきます。いつも楽しく拝見させていただいています。
当方海のルアー、エサ、琵琶湖でのビワマス、バスなど節操なくカヤックの釣りを楽しんでおります。
10年前から釣りにターポン100を使用していたのですが、4年前に軽さに惹かれてスキマー116を購入。
パドリング中の不安定さは全く問題ないのですが、ターポンと比べると腰高感があり、釣った魚をクーラーに入れるため後ろを向いた瞬間のぐらつき等、停止時の不安定さを感じていました。
そこで停止時の安定性を上げるためのアウトリガーを作製してみました。
一番こだわったのは、ボディに穴を開けないこと。そして安くて組立てが簡単でコンパクトに分解できることです。
材料は写真のイレクターパイプとL型、T型、十字型ジョイント(メタル)、BMOジャパンのベースとアタッチメント(スコッティでも可)、ボート係留用フェンダー、ゴムシート、ボルト・ナット・エポキシ接着剤等です。
フェンダーとBMO以外は、ほとんどホームセンターで揃う材料です。
なおイレクターよりスペーシアの方が錆びにくいという情報もありますのでお好みで。
まずフェンダーは写真のようにゴムシートを輪にしたものをBMOベースとボルトで固定してつなぎ、中にフェンダーを入れます。
空気を入れるタイプのフェンダーなので、入れてから膨らますだけで抜けません。
BMOアタッチメントはイレクターのL字型ジョイントに入るように削って加工し、エポキシセメントで固定します。
ここはかなり負荷がかかるので念入りに。ここがサイドアームとフェンダーの連結部分になります。
端にストッパー代わりにT型ジョイントを付けたメインポールは、艇のスカッパーホールを利用し、裏から差し込みます。
これにより分解としっかりとした固定が可能になります。
アームの高さは左右2本のつっかえ棒で決めます。
自分はT型ジョイントとサイドアームは接着剤で固定しますが、つっかえ棒とT型ジョイントは接着せず差し込むだけにしています。
そうすることで棒の長さを変えるだけでアームの高さを変えられます。
低すぎても高すぎてもダメなのでここは実際水の上で確認するのがいいでしょう。
またアームの長さの調整も必要でしょう。
フェンダーはBMOベースの角度を変えて固定することもできるので、写真のように開いた角度で付ければガッツリ安定させることもできます。
もちろん水を受けると漕ぐのが大変ですが。
またメインポールやサイドアームに、様々なジョイントを利用してフラッグやロッド、プライヤー等のホルダーを取り付けるといった、プラスアルファの艤装も可能です。
このシステムで何度も海や琵琶湖に繰り出していますが、今のところバラバラになったり、艇が破損したりということはありません。
またスキマーでなくてもリアにスカッパーホールがある艇ならこのシステムで大体いけると思います。
そもそもBMOジャパンがカヤック用アウトリガーシステム自体を販売していたと思うのですが、艇の強度上の不安や穴開けが嫌でこのシステムに辿り着きました。
ただ荒れた海などではアウトリガー自体がパドリングの妨げになったりする場合もあると思いますので、やってみようと思われる方はあくまでも自己責任でお願いします。
PS
スキマーのカップホルダーは低くて役立たず過ぎなので、100均のコップにマジックテープを付けてホルダーにすると便利です。
【kayak55コメント】
スキマーのカップホルダーは低くて役立たず過ぎなので、100均のコップにマジックテープを付けてホルダーにすると便利です。
【kayak55コメント】
このたびは艤装魂へのご投稿をいただき、ありがとうございます。
アウトリガーのような艇の推進に影響するものはfukuさんのおっしゃる通り「あくまでも自己責任」となり、ケースバイケースで考えていくアイテムだと思います。
シンプル
艇に穴を空けない
という点を考え抜いて作られた美しい造作だと思いました。
艇にがっちり固定しまうといざ荒れてしまってアウトリガーが逆に航行の妨げとなってしまった時に最悪脱落の判断をした時にも厳しくなると思いますが、このシステムならそれも可能かもしれないと思います。
海外のシットオンは重心が高いものが多いため、モデルによって、または釣りのスタイルによって(淡水でスタンディングしたい方など)にとっても参考になるアイデアではないかと思います。
あと・・・たしかにスキマーのドリンクホルダーはドリンクホルダーとしては機能せず、ルアーなどの小物置き場になりがちです。100均のコップのサイズとカラーのマッチングが素晴らしいです!
スキマーのようなABS素材やポリ艇とは違い接着が効くのも魅力、マジックテープ加工との相性もいいですよね。
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